2月になると「鬼は外!」と鬼に向かい豆をまく節分がやって来ます。立春の前日に行われる鬼払いの風習は平安時代に中国から宮中行事として伝わったとされています。
「鬼」の嫌いな 葉先がとがったヒイラギの枝にイワシの頭を刺した「柊鰯(ひいらぎいわし)」を用意し、子どもと一緒に寒さを忘れて、豆まきをする保育園、幼稚園も多いと思います。
Today's contents:「節分」
contents
「鬼は外!」
text
「鬼は外!」と、豆を投げつけられ逃げ回る「鬼」は昔から邪気(目に見えない病気、災害、飢饉)を表す想像もつかないほどの恐ろしい「力」の象徴とされてきました。この恐ろしい「鬼」に向かい大豆を投げつけ邪気をはらうのですが なぜ大豆を使うようになったのでしょうか。 大豆は五穀(米、麦、キビ、アワ、豆)の中の一つです。古くから、大豆は米に次いで、神事に用いられる 神霊が宿る食材とされてきたからだそうです。
contents
節分にまく大豆は必ず炒り大豆
text
節分にまく大豆は必ず炒り大豆を用意するようにしましょう。
生の大豆をまいてはいけないと伝わっています。
かならず炒り大豆でなくてはいけないのは、生の豆をまくと鬼退治に使って拾い忘れた大豆から芽が出て縁起が悪いと言われてきたからです。
contents
「年の数に1粒足した数」
text
そして、豆まきの後には「年取り豆」を食べます。
1年の厄除けを願い「年の数に1粒足した数」の炒り大豆を食べる風習があります。
保育園では、給食のメニューに大豆を使った料理を献立に入れるとよいですね。
大豆の定番料理は煮豆などですが、今月ご紹介するレシピでは、舌平目のムニエルに「大豆マヨソース」をかけ洋風にアレンジしています。
ゆで大豆を使うので、やわらかく食べやすいのも魅力です。ミックスベジタブルも加えカラフルで目先が変わります。淡白なお味の舌平目のムニエルとも好相性で、美味しい節分の行事食としてお勧めです。
contents
大豆は高たんぱく質
text
大豆は高たんぱく質で我々の血や筋肉となる食材でもあります。
先人たちは経験的にその力を知り、味噌、しょうゆ、豆腐などいろいろ加工しています。
現代にも必要な食材として伝わった大豆や大豆製品を日々の献立に入れ、園児のからだの中からも健康を守るお手伝いができるとよいですね。
next
↓