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2018年10月10日 オカ日記

パソコンの改善 1.SSDへの交換 

働き方改革が叫ばれているなかで、業務の効率化は各社共通の課題となっています。その方法については、大がかりなものでは部門業務の丸ごとの外注化や基幹システムの更新などがあり、手近なものではExcel関数の活用、ショートカットキーの習得、細切れ時間の有効活用などがあります。

 

 

これらのたくさんの業務効率化手法の中ではあまり知られてない、でも思ったよりは簡単にできて、作業者のストレスが軽減し、しかも地味に業務が早くなる方法があります。それはパソコンのハードディスクのSSDへの換装(交換)です。

 

 

 

効率化の方法は数あれど

 

当社も業務改善については昨年来本格的に取り組んでおります。現時点ですでに1人当たりの業務時間を400時間以上削減し、RPA(業務用ロボット)の活用などの成果をあげています(「オカフーズのRPA導入事例 中小企業の導入責任者の経験から」)。

 

 

他にも各種クラウドサービスの活用、弱目的業務の削減、業務プロセスの改善など様々な手法を取り入れています。いずれも効果があがりましたが、正直なところ時間やコストはかなりかかりました。今回ご紹介するSSDへの換装は手っ取り早く出来て、費用もあまりかからない方法です。

 

 

 

パソコンの性能を劇的に向上させるSSDへの換装

 

当社は基幹系システムの制約から、Windows7(32ビット)のパソコンでないと端末として使用できません。5年以上使用しているパソコンが大半で、中には10年近いものすらあります。Windows7や各種ソフトがアップデートして“重くなる”とともに、だんだん処理速度が遅くなり、中には起動が10分以上かかるパソコンすらでてきました。

 

 

しかもハードディスクのCドライブの容量が70GBしかないためファイルでいっぱいになり、更新ファイルのダウンロードができなかったり、使用者が毎日不要ファイルとごみ箱の削除を行ったりするなど、業務に支障がでることも起こってきました。

 

 

パソコンの処理速度でボトルネックとなるのは、実はハードディスクが原因のケースが多く見られます。ハードディスクはデータの読み込みや書き込みがとても遅いので、いかにメモリを増やしたり、CPUを高性能にしてもハードディスクが足を引っ張るのです。

 

 

そこで今回は読み込み・書き込みが格段に早いSSD(Solid State Drive 半導体メモリを用いた記憶装置)に交換することで、パソコンの高速化(=業務効率化)をはかりました。SSDは従来のハードディスクと比較すると数倍の読み込み・書き込み速度があり、断片化した小さいデータの読み書きに限っては数十倍から数百倍の速さを誇ります。

 

 

価格も250GBで7,000円前後、500GBの場合は11,000円前後(2018年10月現在)と、ハードディスクより割高ですが、以前よりはだいぶ安価になってきています。

 

 

 

SSD換装の手順

 

用意するもの

 

  • SSD(2.5インチタイプ) 当社では「Samsung SSD 250GB 860EVO 2.5インチ内蔵型」を購入しています。 実売7,500円程度

※後述のHDDスタンドを用いてクローンする場合は、容量が HDD≦SSDとなるようにしてください。

 

  • ブラケット(2.5インチ⇒3.5インチ変換)

※デスクトップパソコンの場合のみ必要 実売400円程度

 

  • HDDスタンド(ディスクのクローン用) 当社では「玄人志向 HDDスタンド」(実売5000円弱)を使用しています。

※無くても後述のソフトでクローンができますがこちらを使う方が簡単です。

 

  • ドライバーなどの工具

 

万が一のことがありますので作業前にはデータのバックアップを取ることをお勧めします。ただし参考までですが、当社で30台以上交換した経験ではクローンに失敗しても元のディスクは生きていましたので、データが紛失した事例はありませんでした。

 

 

 

作業方法(デスクトップ)

 

1.パソコンに接続されているコードはすべてはずします。体からの静電気でパソコンにダメージを与えることがあるので、随時身近な金属に触れながら作業をします。

 

 

 

2.パソコンのカバーをはずします。

 

 

 

3.ハードディスクをとりはずします。

 

 

 

 

 

4.HDDスタンドにSSDとハードディスクをセットします。奥がクローン元、手前がクローン先になります。

クローンには数十分かかりますので出来上がるまで他の仕事をしながら待ちます。

 

 

 

 

 

5.クローンが完了したらHDDスタンドの電源をオフにしてからSSDをとりはずし、ブラケットにセットします。

 

 

 

 

 

6.本体に取り付けます。

 

 

 

 

 

7.無事起動しました。ショートカットもそのままコピーされています。

 

 

 

8.今回は160GBを250GBにクローンしましたので、約90GB余っています。それをCドライブにマージ(結合)します。マージには「AOMEI partition assistant」というフリーソフトを使います。SSDはドライブの空き容量が半分以下になると速度が遅くなりますので、クローン後にCドライブの容量が少ない場合には必ずこの作業を行って下さい。

 

 

9.クローン元のハードディスクはHDDスタンドのデータ消去機能を用いてデータを読み取れないようにしてから廃棄します。

 

 

 

 

作業方法(ノート)

 

1.ノートパソコンの場合もデスクトップ同様です。必ず電源コードとバッテリーを外してからはじめます。

 

 

 

 

 

2.パソコンからハードディスクをとりはずします。

 

 

 

3.取り出したハードディスクをHDDスタンドでSSDにクローンします。

 

 

 

 

 

4.本体に取り付け、ハードディスクの容量<SSDの容量の場合には、「Aomei Partion Assistant」で空き容量をCドライブにマージ(結合)します

 

 

 

作業時のトラブルについて

 

当社で30台(ノート10台、デスクトップ20台)交換した結果、26台は問題なくクローンができました。

 

 

問題があった4台のうち1台(ノート)は元のハードディスクに不良セクタ(データ読み込み・書き込みができない部分的な故障)が多くあって、HDDスタンドを用いたクローンができませんでした。そこで「AOMEI Backupper」というフリーソフトを使用したところクローンに成功しました。このソフトを使えば、HDDスタンドが無くてもクローンができます。

 

また3台(いずれもデスクトップ)は起動しなくなりました。いずれもBIOSというパソコン本体をコントロールするソフトが起動しなくなったのが理由で、CR2032規格のバックアップ用リチウム電池が劣化したために起こった現象でした。

 

 

そこで電池を新品に交換し、念のためにメモリを抜き差しすることでいずれも正常に起動するようになりました。古いデスクトップパソコンの場合にはこういったことが特に起こりやすいらしいです。検索すると詳しい作業方向がヒットしますので、このトラブルが発生したら慌てずにそちらを参照して下さい。

 

 

ノートブックは機種によっては、ハードディスクを取り外すのが困難か機種があります。その場合にはあきらめる方が無難です。

 

※2018年10月10日追記

Aomei Backupperでクローンをしようとしたときに、有料版を申し込まないと先に進まないという現象が出る場合がありました。その場合は別のクローンソフトを使用して下さい。

 

 

効果

 

10分間起動に時間がかかっていたパソコンは1分20秒までに短縮しました。また平均1分40秒かかっていたその他のパソコンも起動時間が平均55秒くらいになりました。作業中も処理待ちの時間が減り、体感としても早さを実感できてストレスが減りました。

 

交換前

 

 

 

交換後

 

OS:Windows7 Pro 32bit

CPU:Celeron E3400

メモリ:4GB

ストレージ:160GBハードディスク ⇒ 250GB SSD

 

 

費用は1台あたり約8,000円ですので、新品を購入するよりはるかに安い投資で済みました。動作が遅すぎて“”見捨てられていた“パソコンも再び使えるようにもなりました。

 

 

SSDへの交換は古くてもCPUの性能が高いパソコンの場合は効果が高く、それほど古くなくてもCPUの性能が低い場合にはあまり高い効果が得られないこともあります。

 

 

 

その他のパソコン周りの改善による業務効率化手法

 

当社ではSSDへの換装(交換)の他にも、パソコン周辺機器の交換による効率化を推進しています。また近日中にそちらもご紹介できればと思っております。

 

 

経営企画 高橋

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